トランプ米大統領(ゲッティ=共同)
【ワシントン共同】トランプ米大統領は15日、映画監督ロブ・ライナー夫妻が殺害された事件を巡り、ライナーさんについて「トランプ錯乱症候群」を患っていたと言われると交流サイト(SNS)で主張した。トランプ氏を嫌悪する人々をやゆして使う表現で、自身を厳しく批判してきたライナーさんの言動が事件を招いたとの見方を示唆した。 トランプ氏は投稿で事件について「とても残念な出来事」としつつ、「ライナーさんが他者の怒りを引き起こしたことが(事件の)原因だと伝えられている」と言及。トランプ錯乱症候群は「精神をむしばむ重い病だ」と指摘した。事件の詳しい背景が解明されていない段階での一方的な主張で、与野党から批判の声が上がった。 与党共和党のマッシー下院議員はX(旧ツイッター)で「残酷に殺害された人物への不適切かつ無礼な発言」と指弾。同党のグリーン下院議員も、ライナーさんの次男が拘束されたとして「政治や政敵ではなく家族間の悲劇だ」と指摘した。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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