小泉進次郎防衛相㊧とフィリピンのテオドロ国防相

小泉進次郎防衛相は18日、フィリピンのテオドロ国防相とオンラインで協議した。中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射や日本周辺での中ロの爆撃機の共同飛行を巡り「強い懸念」を共有した。中国を念頭に東・南シナ海での力や威圧による現状変更の試みに反対する姿勢を確かめた。

協議は中国によるレーダー照射後、小泉氏が同盟・同志国に連携を訴える機会の一環となる。17日には英国のヒーリー国防相とオンラインで議論した。オーストラリアやイタリア、北大西洋条約機構(NATO)、米国ともそれぞれ意見交換してきた。

小泉、テオドロ両氏は35分間ほど話し合い、両国がかねて進めてきた防衛協力も議題になった。9月に発効した日比円滑化協定(RAA)のもとで自衛隊とフィリピン軍の運用面での連携を強化していくと確認した。

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