
【ワシントン、エルサレム=共同】米国務省高官は18日、ウィットコフ和平交渉担当特使が19日に南部フロリダ州マイアミで、カタール、トルコ、エジプトの高官とパレスチナ自治区ガザの和平計画の「第2段階」について協議すると明らかにした。トランプ米政権は第2段階への移行を急ぎたい考えで、イスラエルとイスラム組織ハマス双方に合意履行を迫る措置を話し合うとみられる。
第2段階はハマスの武装解除や、治安維持に向けた国際安定化部隊の設置などが見込まれるが、ハマスは武装解除に容易には応じないとみられ、難航する可能性がある。
イスラエルのネタニヤフ首相は29日にトランプ大統領と会談する予定。ガザ情勢を巡り、第2段階について話し合うとみられる。会談場所は米フロリダ州にあるトランプ氏の私邸マールアラーゴが取り沙汰されている。
イスラエル軍は10月のガザ停戦発効後も攻撃を継続。ガザ保健当局によると、停戦発効後の死者は390人以上。2023年10月の戦闘開始後の死者は7万600人を超えている。
イスラエルメディアによると、イスラエルの入植者グループの活動家たちが18日、ガザに侵入したが、イスラエル軍によってイスラエル側に戻された。侵入は、ガザやヨルダン川西岸での入植地建設を呼びかける組織によって実行されたという。
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