韓国の李在明大統領(3日、ソウル)=ロイター

【ソウル=小林恵理香】韓国の趙顕(チョ・ヒョン)外相は22日、聯合ニューステレビのインタビューで、李在明(イ・ジェミョン)大統領が2026年1月上旬に中国を国賓として訪問する方向で調整していると明かした。習近平(シー・ジンピン)国家主席との会談も予定する。

李氏の訪中が実現すれば、韓国大統領としては19年12月に文在寅(ムン・ジェイン)元大統領が訪問して以来およそ6年ぶりとなる。趙氏は「中国と協議を進めている。もうすぐ日程などを発表できるだろう」と語った。

両氏は首脳会談で北朝鮮問題や経済協力を巡り議論する見通しだ。趙氏は「北朝鮮はなんとか対話のテーブルに着けるよう、中国に協力を求めることが重要になる」と説明した。

韓国国内では中国側が両国の排他的経済水域(EEZ)が重なる暫定措置水域付近に構造物を設けたことが問題となっており、議題に上がる可能性がある。趙氏は「隣国同士が良好な関係を持つためには、塀をしっかり築き、しっかり守らなければならない」と主張した。

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