【テヘラン共同】イラン革命防衛隊が首都テヘランの関連施設で、6月のイスラエルとの交戦で使用した弾道ミサイルや無人機を展示している。革命防衛隊が使用した兵器を一般公開するのは異例。イスラエルの再攻撃が懸念される中、国防に関する最新技術を宣伝し、国民に団結を訴える狙いがあるとみられる。 第1次トランプ米政権時代にイランが撃墜したとされる米国の無人機や、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討に使われた戦闘機、ロシアのウクライナ侵攻に投入されている無人機なども展示されている。 展示は本来、政府高官ら招待者向けのものだったが、国営イラン通信によると、10月末から一般公開が始まったという。 今月22日には校外学習で訪れた小学生らがイスラエルへの攻撃で使われたミサイル周辺を走り回っていた。小学6年のシェルビン・タフマスビさん(12)は「イランの敵は米国、イスラエルだ」と無邪気に話した。 教師モウード・ザリさん(36)は「イランが国をどう守ってきたか、国民は国防に関する歴史や技術を知っておくべきだ」と述べた。
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