
【NQNニューヨーク=矢内純一】22日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸して始まり、午前9時35分現在は前週末比187ドル90セント高の4万8322ドル79セントで推移している。ハイテク株の一角を買い直す動きが続き、相場を支えている。ダウ平均の上げ幅は200ドルを超える場面があった。
エヌビディアが上昇し、前週末比で2%高となる場面もある。2026年2月中旬までに人工知能(AI)半導体「H200」の中国への出荷を始める検討に入ったとロイター通信が22日に伝え、材料視されている。
半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーが前週に好調な四半期決算を発表したことをきっかけに半導体を中心にハイテク株を買い直す動きが続いている。ダウ平均の構成銘柄以外では、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)なども高い。
そのほかのダウ平均の構成銘柄では、シェブロンやメルクが高い。JPモルガン・チェースとボーイングも上昇している。半面、IBMやナイキ、スリーエム(3M)が下落している。
ハネウェル・インターナショナルも安い。先端材料事業の分離などに伴い、25年12月期通期の収益見通しを引き下げたと22日朝に発表し、売りが出ている。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は3日続伸して始まった。テスラやデータ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズが上昇している。
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