東京都内のマッサージ店で、タイ国籍の少女が違法に働かされていた事件で、人身取引などの疑いでタイ警察に逮捕された母親が、拘束された際に容疑を否認していたことが分かりました。

タイ国籍の当時12歳の少女が、都内のマッサージ店で性的な接客をさせられていた事件では、少女を店で働くよう置き去りにした母親が23日、収容先の台湾からタイに移送され、タイ警察が人身取引などの疑いで逮捕しました。

関係者によりますと、母親は拘束された際に「売春目的で娘を日本に連れて行ったわけではない」と話し、容疑を否認していたということです。

母親の帰国を前に親族が取材に応じました。

少女のおば:
とても会いたい。顔を見て、話をしたい。

少女の祖母:
なぜこういうことになったか聞きたい。

タイ警察は事件の背後にブローカーがいる可能性も含め、本格的な捜査を進める方針です。

一方、タイ政府の関係者によりますと、日本で保護されている少女について、年明けにもタイに帰国させる方針だということです。

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