
【NQNニューヨーク=森川サリー】24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸して始まり、午前9時35分現在は前日比14ドル42セント高の4万8456ドル83セントで推移している。景気敏感株やディフェンシブ株の一角に買いが入り、指数を支えている。25日の休場を前に値動きは小幅にとどまっている。
朝発表の週間の米新規失業保険申請件数は21万4000件と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(22万5000件)を下回った。労働市場が底堅さを保っているとの受け止めがあり、株式相場を支えている。
24日はクリスマスの前日で午後1時までの短縮取引となる。休暇を取っている市場参加者が多い。米株式相場は前週後半からハイテク株を買い直す動きがあり、水準を切り上げてきた。主力株の一部には持ち高調整の売りも出ており、上値を抑えている。
個別ではナイキが一時5.6%上昇した。ナイキの取締役を務めるアップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)がナイキ株を追加取得したことが米証券取引委員会(SEC)への提出資料で明らかになり、材料視された。
そのほかのダウ平均の構成銘柄では、JPモルガン・チェースやウォルト・ディズニー、ゴールドマン・サックスが高い。メルクとプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)にも買いが入っている。一方、エヌビディアとスリーエムが下げている。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は一進一退で始まった。
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