
【ソウル=小林恵理香】北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が原子力潜水艦の建造現場を視察したと報じた。米国が韓国の原子力潜水艦の建造を承認したことを巡り「必ず対応すべき安全上の脅威と見なす」と反発した。
金正恩氏は韓国による原潜建造は「北朝鮮の安全と海上での主権を侵害する攻撃的な行為だ」と強調した。「我々の主権と安全を脅かすのであれば必ず代償を払わせ、軍事的計画には容赦ない報復攻撃を受けることになると認識させねばならない」と述べた。
北朝鮮は2021年1月の朝鮮労働党大会で発表した「国防5カ年計画」に「原潜と水中発射核戦略兵器の保有」と盛り込んだ。いずれも北朝鮮独自の技術だけでは難しく、ロシアの技術支援が欠かせないとの指摘がある。
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