【ソウル=小林恵理香】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は6日、北京で中国共産党序列2位の李強(リー・チャン)首相と会談した。経済政策を担う李強氏と経済・文化の交流促進を巡り意見交換したとみられる。
韓国大統領府によると李在明氏は会談で「2026年を韓中関係修復の元年とし、韓中関係の発展を不可逆的な時代の流れとして固めたい」と述べた。「両国が時代の変化に合わせて協力を拡大し、共生の道に進んでいくことを期待する」とも話した。
李在明氏は4〜7日の日程で中国を国賓として訪問している。5日には習近平(シー・ジンピン)国家主席と会談した。韓国大統領府によると会談は当初の予定を超過し90分に及んだ。10件以上の覚書を交わし、科学技術やデジタル、経済などでの協力拡大で一致した。
中韓関係は16年に韓国が在韓米軍への地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の配備を決めたのをきっかけに冷え込んだ。中国政府は韓国のエンターテインメントや観光産業を念頭に、韓流を締め出す「限韓令」で報復した。
韓国側は中韓関係の修復でK-POPや韓国ドラマなどのコンテンツ規制が緩和されることを期待する。韓国大統領府は5日の首脳会談で中韓両国間の文化コンテンツ交流を「段階的に拡大させていく方針を確認した」と説明した。
李在明氏は6日に中国共産党序列3位の趙楽際(ジャオ・ルォージー)政治局常務委員とも会談した。趙氏は中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)の常務委員長を務める。
中国国営の新華社によると趙氏は「中韓の戦略的協力パートナー関係が安定的に長期にわたって発展していくよう推進したい」と述べた。韓国大統領府の発表によると、李在明氏は「両国関係の発展において、全人代の役割はかつてないほど重要だ」と語った。
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