7日、上海で「大韓民国臨時政府」の庁舎跡を訪れた韓国の李在明大統領(手前)=聯合・共同

【ソウル=小林恵理香】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は7日、訪問中の中国・上海で「大韓民国臨時政府庁舎」を視察した。同所を訪れるのは2015年の朴槿恵(パク・クネ)大統領以来およそ10年ぶり。

上海の臨時政府は日本の植民地統治時代だった1919年に起きた最大の抗日運動「三・一独立運動」を受けて海外で運動していた活動家が上海に結成した亡命政権。臨時政府の視察を通して中国側は「抗日運動の歴史」を韓国と共有すると主張する。

韓国大統領府によると中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は5日の中韓首脳会談冒頭で中韓は「歴史の正しい側に立ち、正しい選択をすべきだ」と話した。歴史問題での「共闘」を訴えた。

中国国営中央テレビ(CCTV)によると、首脳会談で習氏は「80年余り前、中韓両国は大きな民族の犠牲を払って日本軍国主義との戦いに勝利した」とも述べたという。

李氏は日中関係について中立の立場をとると強調する。首脳会談の冒頭では日本を名指しすることなく「(中韓)両国は国権を奪われた時期に手を携えて共に闘った関係だ」と言及するにとどめた。

李氏は7日の同行記者団との懇談会で「韓国にとっては日本との関係も中国との関係と同じくらい重要だ」と説明した。日中関係において韓国が「仲介」する可能性について問われ「現時点では役割は限定的だが、必要であれば役割を模索していきたい」と語った。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。