被爆80年の平和祈念式典に参列したブラジルに住む被爆者が8月10日、長崎市の鈴木市長を表敬訪問しました。
表敬訪問したのは長崎市が平和祈念式典に招待したブラジル在住の被爆者・石橋哲さんと広島市が6日の式典に招待した被爆者・盆子原國彦さんなど6人です。
長崎市は、節目の年に海外に住む被爆者=在外被爆者を式典に招いていて、今年はブラジルや韓国から3人の被爆者が長崎の式典に招待されました。
石橋さんは1960年にブラジルに移住後、65年ぶりの里帰りとのことで、鈴木市長は、被爆の体験や移民後の生活の話などに熱心に耳を傾けていました。
ブラジル在住被爆者 石橋哲さん
「(式典参列は)感無量ですね、もう60・・・浦島太郎ですからね、長崎もみんな変わりましたよね」「隠してましたよね、みんな。被爆のことを、公にはできなかった、そういう時代で(ブラジルに)渡ったもんですから」
また、高齢化が進む現地の被爆者の援護について、鈴木市長は「迅速にできる限りのことをするのが大切」だと述べ、県と連携して対応していきたいとの考えを示しました。
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