
【ソウル=小林恵理香】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長は10日、韓国から北朝鮮に飛来した無人機を巡り談話を発表した。無人機について韓国側が経緯を具体的に説明するよう求めた。
朝鮮中央通信が11日伝えた。北朝鮮は4日と2025年9月に韓国側から無人機が飛来し、領空侵犯したため墜落させたと主張している。韓国国防省は関与を否定しており、民間団体が無人機を運用した可能性も含めて詳細な分析を進めている。
金与正氏は韓国国防省が関与を否定していることに「留意する」としつつ「たとえ民間団体や個人の仕業だとしても(韓国)当局が責任から逃れることはできない」と強調した。
「事態の本質は軍部か民間ではなく、韓国発の無人機が我が領空を侵犯したという事実そのものだ」とも指摘した。無人機が北朝鮮内のウラン鉱山や軍事境界線付近の監視所を撮影していたとも主張した。
韓国・統一研究院の洪珉(ホン・ミン)先任研究委員は「民間の対北朝鮮のビラ散布や無人機運用などへの取り締まりを強化するよう北朝鮮側は韓国政府に圧力をかける狙いがある」と分析する。
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