米国防総省は12日、「米国の軍事における人工知能(AI)覇権を確立する」ことを掲げた「AI加速戦略」を発表した。特に中国との軍事競争で決定的な鍵を握るAI分野で、迅速で的を絞った投資を進め、優位を保つ狙いがある。
ヘグセス国防長官は声明で「実験の精神を解き放ち、官僚機構の障壁を取り除き、軍事AIで優位を確保するのに必要な手法を実行する」と述べた。ドローン(無人機)の運用や作戦過程でAIが決め手となる「戦闘」や、兵器開発における「知性」、生成AIの業務利用など「事業」の3段階に重点を置き、改革を進めていく。AI活用においても、米政権が敵視する「DEI(多様性・公平性・包摂性)」への配慮は根絶する、と言及した。
米国は世界的なIT大手が集まる西海岸のシリコンバレーでAIの技術や知見を蓄積してきたが、「軍民融合」路線をとる中国と異なり、米軍や政府との連携に課題があるとも指摘されてきた。近年では、米軍と新興の防衛企業などを通じた関係強化の動きも進んでいる。
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