ニューヨークのウォール街=ロイター

【NQNニューヨーク=三輪恭久】16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は一進一退で始まり、午前9時35分現在は前日比72ドル37セント高の4万9514ドル81セントで推移している。半導体などハイテク株を中心に上昇している。半面、主力株の一角には持ち高調整の売りが出て、ダウ平均は一時下落に転じた。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーが大幅に上昇している。取締役の劉徳音(マーク・リュウ)氏が780万ドル相当のマイクロン株を取得したことが米証券取引委員会(SEC)に提出した資料で15日明らかになり、材料視した買いが集まっている。

前日には半導体受託生産の台湾積体電路製造(TSMC)が発表した四半期決算や設備投資計画などを材料に半導体関連株が上昇していた。16日の取引でも関連株への買いが続いており、エヌビディアが高い。

ダウ平均は12日に付けた最高値(4万9590ドル)を上回る場面があったが、主力株への買いが一巡した後は上げ幅を縮めた。来週からは主力ハイテク企業などの四半期決算発表が本格化する。業績に対する楽観的な見方がある一方、株価の割高感への警戒は根強い。決算の内容や収益の見通しを見極めたい雰囲気もある。

中東など地政学リスクの高まりに対する懸念も残る。米国株市場は19日が祝日のため休みとなる。相場が最高値圏にあるなか、3連休を控えて持ち高を一方向に傾ける動きは限られている。

ダウ平均の構成銘柄ではIBMやアメリカン・エキスプレス、キャタピラーが高い。ハネウェル・インターナショナルとマイクロソフトも上げている。一方、ユナイテッドヘルス・グループやメルク、ウォルマートが下落している。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続伸して始まった。ブロードコムやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)、アプライドマテリアルズといった半導体株が高い。

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