ロシアのラブロフ外相は20日の記者会見で、「ロシアの安全保障にとってクリミアは、米国にとってのグリーンランドと同じほど重要だ」と述べ、ウクライナ南部クリミア半島の一方的な併合を正当化した。

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 デンマークの自治領グリーンランドの領有に意欲を示すトランプ米大統領に、ウクライナ侵攻の和平案で、ロシア側の主張を認めさせる狙いもあるとみられる。

 ラブロフ氏は、グリーンランドは「デンマークの固有の領土ではない」と指摘。「トランプ米大統領が言うように、この領土は米国の安全保障に重要だ」と話した。

 また、米欧は「ルールに基づく国際秩序」を名目に、その行動が国際法にしばしば反していると指摘。トランプ氏の行動もそれと完全に一致するが、「欧州には打撃だ」と皮肉った。

 一方、米国によるベネズエラ攻撃を「乱暴な武力侵攻」と呼び、「キューバなど中南米諸国に対する(米国の)脅威も目にしている」と批判。米軍に拿捕(だほ)されたロシア船籍のタンカーのロシア人乗組員がまだ解放されていないことも明らかにした。

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