21日、米移民当局に抗議する市民(米東部メーン州)=AP

【ニューヨーク=共同】米移民・税関捜査局(ICE)は21日、東部メーン州で20日から不法移民の取り締まり作戦を始めたと発表した。米メディアによると同州にはソマリアなどアフリカからの移民が多く、主な摘発対象となっているもようだ。ICEは作戦名を「今日の漁獲物」と命名。メーン州で盛んな水産業にちなんだとみられるが、「不快」(同州選出の下院議員)との批判が出ている。

不法移民の取り締まりを巡っては、中西部ミネソタ州ミネアポリスで大規模な摘発に当たっていたICEの捜査官が米国人女性を射殺する事件があり、地元住民らの抗議が続いている。メーン州でも当局と住民の間で緊張が高まる恐れがある。

ICEは作戦の対象について犯罪歴のある不法移民だと説明。ICE幹部はFOXニュースに対し、同州の対象者は約1400人だと述べた。

メーン州の連邦検事は地元住民に向けて、ICEに抗議する場合は平和的に行うよう呼びかけ「捜査官に暴行を加えたり不法に妨害したりすれば、犯罪となり訴追される」と警告した。

一方、中西部ミズーリ州セントルイスの連邦高裁は21日、ICE捜査官らがミネソタ州で平和的に抗議している人々に対し、拘束したり催涙ガスを使ったりすることを禁じた下級審の決定を一時停止した。政権側が控訴していた。

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