イラン各地で拡大した政府への抗議デモをめぐり、イラン国営テレビは21日、民間人を含む3117人が死亡したと発表した。政府が一連のデモの死者数を発表したのは初めて。人権団体側は、さらに多くの犠牲者がいると指摘している。

 イランでは昨年末から政府に抗議するデモが広がり、当局が武力で弾圧した。イラン国営テレビによると、犠牲者には民間人のほか、治安部隊の隊員も含まれているという。

 一方、米国に拠点を置くイランの人権団体が設立した通信社HRANAは、21日時点で4902人の死亡を確認したと発表した。犠牲者の大半がデモ参加者だとしている。さらに9千人以上の死者がいる可能性についても調べているという。

 治安部隊の弾圧に対し介入を示唆してきたトランプ米大統領は21日、スイスのダボスで米CNBCのインタビューに対し、米国によるイランへの軍事行動について「さらなる措置がとられないことを望む」と述べた。イランの核開発をめぐっては「彼らはやめなければならない」と改めて釘を刺した。

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