
【ワシントン=共同】2021年8月のアフガニスタン駐留米軍の撤退完了直前に米兵13人が死亡した自爆テロから26日で4年となった。トランプ米大統領は25日、兵士を追悼する布告に署名。撤退時の混乱を「わが国の歴史上、最も恥ずべき失態だった」と批判し、バイデン前政権の責任を追及する考えを改めて示した。
トランプ氏は、テロの原因となったのは前政権の「弱さと無能さ」だと指摘。撤退を再検証している国防総省は26日の声明で、正義と真実を求める決意を強調した。
自爆テロは21年8月26日、アフガンの首都カブールの空港付近で発生。過激派組織「イスラム国」(IS)系勢力による犯行で、米兵のほか約170人のアフガン人が犠牲となった。
前政権は23年6月、撤退を巡る混乱を検証した報告書の一部を公表。イスラム主義組織タリバンの進撃を過小評価したほか「最悪の事態」を想定した検討が不十分だったとし、準備不足を認めた。
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