
【NQNニューヨーク=矢内純一】27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、終値は前日比408ドル99セント(0.82%)安の4万9003ドル41セントだった。27日朝に四半期決算を発表したユナイテッドヘルス・グループが急落し、指数を押し下げた。ダウ平均の下げ幅は500ドルを超える場面があった。
ユナイテッドヘルスは19%安だった。公的医療保険を管轄するメディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)が26日夕に発表した2027年度の保険会社への支払い案が市場の予想を大きく下回った。収益への懸念から、ヒューマナやCVSヘルスといった医療保険株全般に売りが出た。
ユナイテッドヘルスが27日に発表した25年10〜12月期決算では売上高が市場予想を下回った。26年12月期通期の売上高見通しも市場予想に届かなかったことも株価の重荷となった。一部の景気敏感株にも売りが出て、ダウ平均を下押しした。
一方、ハイテク株の上昇が目立った。週内に決算を発表するマイクロソフトとアップルが買われた。市場では「今年に入り、株価が出遅れていたこともあり、収益成長への期待から買い直す動きが続いている」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との指摘があった。
そのほかのダウ平均の構成銘柄では、ナイキやホーム・デポ、アメリカン・エキスプレスが下落した。27日朝に四半期決算を発表したボーイングも安かった。半面、アマゾン・ドット・コムとシスコシステムズが上昇した。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は5日続伸し、終値は前日比215.741ポイント(0.91%)高の2万3817.098だった。マイクロン・テクノロジーやブロードコムといった半導体株が上昇した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は5日続伸し、終値は前日比0.40%高の6978.60と、12日に付けた最高値を更新した。
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