中谷防衛大臣は、日本を訪れているヒーリー国防相と28日午後、防衛省でおよそ50分、会談しました。

冒頭、中谷大臣は「ヨーロッパ・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分で、地域の課題に相互に関与を強化していくことが重要だ」と述べ、ヒーリー国防相は「日本とイギリスは最も近しい国だ」と応じました。

会談では、両国とイタリアの3か国で進めている次期戦闘機の共同開発を含め、防衛装備や技術協力を進めるほか、宇宙やサイバーなど、幅広い分野で両国の防衛協力をさらに強化していくことで一致しました。

また、台湾海峡の平和と安定は重要だとして、中国を念頭に、力や威圧による一方的な現状変更の試みに強く反対することや、ロシアによるウクライナ侵攻は明白な国連憲章違反だとして、ウクライナにさらなる支援を行うことなどを確認し、こうした内容を盛り込んだ共同声明を発表しました。

そして来年、イギリスで外務・防衛の閣僚協議、いわゆる「2プラス2」を開催することを確認しました。

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