ウォール街(米ニューヨーク)

【ニューヨーク=竹内弘文】6日の米株式相場は急反発し、ダウ工業株30種平均の前日比上昇幅は一時1000ドルを突破した。直近で続いていたテクノロジー銘柄への売りが一巡し、買い戻す動きが鮮明となり、相場急伸につながった。

米東部時間午後12時15分のダウ平均は一時1000ドル高を付けた後、前日比950ドル程度高い4万9850近辺で推移している。史上初の5万ドル乗せが視野に入っている。

半導体大手エヌビディアが前日比7%程度上昇しているほか、米建機大手キャタピラーも6%高。米銀最大手JPモルガン・チェースも4%高と幅広い業種で買いが優勢だ。

米新興企業アンソロピックによる法人向け人工知能(AI)サービスの登場により、ソフトウエア企業の事業成長モデルが崩れるとの見方から、週初からソフト関連銘柄を中心に売りが続いていた。

この日は売りが一巡し、ハイテク銘柄を中心に買い戻しが入った。前日に一時6万1000ドルを割り込んだ代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインの価格が、6日の正午過ぎには7万ドル前後に上昇。リスク回避姿勢が後退したことも、投資家心理を支えている。

米マイクロソフトは1月末から2月5日までに株価は9%近く下落していた。6日は値動きこそ荒いが、おおむねプラス圏で推移している。売り方の買い戻しが入ったほか、値ごろ感から新たに買う動きもあったようだ。

もっとも、前日取引終了後に決算を発表した米アマゾン・ドット・コムはAI投資の大きさなどが嫌気されて株価は10%安に沈む場面もある。

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