
【ニューヨーク=吉田圭織】英国、フランス、ドイツによるイランの核合意違反の通知と制裁復活の手続きに対抗し、ロシアと中国は制裁を事実上阻止する決議案を国連の安全保障理事会に提出した。ロシアのポリャンスキー国連次席大使が28日、記者団に対して明らかにした。
2015年に安保理が採択した決議はイラン核合意を承認し、国連制裁を緩和する内容だったが、10月18日に期限切れとなる。中ロが提出した決議案はその期限を26年4月まで延長するものだ。
進行中の英仏独による制裁復活の手続きについて、ポリャンスキー氏は違法行為であり、受け入れないとの立場を示すとともに「(中ロの決議案が採択され)延長が決まれば決議の枠組み内の措置は停止される」と説明した。
英仏独は28日、イランが核合意に違反していると安保理に通知し、国連制裁を復活させる手続きを開始した。15年に採択された決議では通知の30日以内に安保理が制裁解除の継続についての決議を採択しない限り、国連制裁は復活する仕組みとなっている。
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