中朝国境沿いで外国人の宿泊規制　金正恩氏訪中で警備強化か

　【丹東共同】北朝鮮と国境を接する中国遼寧省丹東で、金正恩朝鮮労働党総書記の訪中が発表された２８日以降、中朝をつなぐ鉄路が一望できる国境沿いの複数のホテルで外国人の宿泊予約ができなくなった。金氏が特別列車で訪れることを想定し中国側が警備を強化しているとみられる。 　国境沿いを流れる鴨緑江の「中朝友誼橋」周辺は２９日、記念写真を撮る観光客らでにぎわっており厳戒態勢には至っていない。 　北朝鮮の党機関紙、労働新聞は２９日、９月３日に中国で開かれる抗日戦争勝利８０年記念行事のため、金氏が訪中すると１面トップで報じた。「近く訪問する」との短い内容で滞在日程などは明らかにしていない。

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