中国四川省綿陽市の博物館に展示された中国初の原子爆弾の模型(2024年9月)=共同

【ニューヨーク=共同】米紙ニューヨーク・タイムズは15日、中国四川省綿陽市の山中に、核弾頭の秘密製造施設があるとみられ、ここ数年改修作業が進んでいると衛星画像の分析を基に報じた。核弾頭にはプルトニウムが用いられている可能性があるとしている。

同紙によると、四川省には他にも核関連施設があり、約60年前に建設された。米国や旧ソ連との緊張が緩和した時代には中国各地の核施設が閉鎖、縮小されたが、2019年から施設の建設や改修が加速。同紙は、中国が国際社会で大国を目指す動きと連動しているとの見方を伝えた。

画像を分析した専門家は、綿陽市の施設が核弾頭の中枢部分「ピット」の製造に使われていると指摘した。施設の構造が米西部ニューメキシコ州のロスアラモス国立研究所にあるピット製造施設と似ているという。

綿陽市には、他にも高性能爆薬の実験に使われているとみられる壕(ごう)などもあるようだとしている。

米国務次官は6日、中国が20年に核実験を秘密裏に実施し、発覚しないよう隠蔽措置を講じたと指摘。中国政府はこれを否定している。

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