韓国の尹錫悦前大統領に無期懲役の判決が言い渡されました。

尹被告は2024年に非常戒厳を宣言し、国会に軍を動員するなどして内乱を首謀した罪で起訴され、特別検察は死刑を求刑していました。

19日の判決公判でソウル中央地裁は、尹被告が内乱を首謀したと認定しました。

そのうえで、「暴力的な手段で国会の権限を妨げ、民主主義の核心的価値を根本から損なった」と厳しく指摘しました。

一方で、「緻密に計画されたものとは言えず、大部分は失敗に終わった」として、死刑を回避し、無期懲役を言い渡しました。

裁判所周辺では、支持者と戒厳令を非難する人たちがそれぞれ集会を開き、警察が厳重な警備にあたるなど緊張した雰囲気となりました。

尹被告の支持者は「死刑が出なかっただけでも幸いだと思う」「法律に基づいても誤った判断。あまりにも政治的な判断を下した」と話しました。

尹被告の弁護士は判決を不服とした上で、控訴するかどうかについて「尹被告と相談する」としています。

韓国では1997年以降、死刑は執行されておらず、仮に死刑判決が確定しても執行される可能性は低いとみられていました。

また、これまでに大統領経験者が有罪判決を受けた例もありますが、いずれも恩赦によって釈放されています。

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