
石破茂首相とインドのモディ首相による首脳会談と共同記者発表の要旨は次の通り。
【日印関係】
両首脳 今後10年の具体的な協力の方向性を示す「共同ビジョン」を策定。インドへの民間投資を10兆円規模とし、双方の人材交流を5年間で50万人以上に増やす目標で合意。
石破氏 日印はインド太平洋地域において法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持し強化する責任を共有している。
モディ氏 日印の連携は極めて重要性が高く、世界の平和と安定にとっても重要だ。
【経済】
両首脳 インドで建設中の高速鉄道事業を巡り、JR東日本が開発を進める新幹線の新型車両「E10系」や日本式システムの導入に向けた協力で一致。
【安全保障】
両首脳 中国の海洋進出を念頭に、東・南シナ海の状況への深刻な懸念と力や威圧により現状変更を試みる一方的な行動に強い反対を表明。米国、オーストラリアを含めた4カ国の枠組み「クアッド」に関し、重要かつ永続的な地域グループへと発展したと評価。両政府による「安全保障協力に関する共同宣言」を改定し、自衛隊とインド軍の共同訓練拡充や当局間の対話促進。
【経済安全保障】
両首脳 重要物資の安定供給に向けた協力枠組み「経済安全保障イニシアチブ」を新設。半導体や重要鉱物、情報通信、エネルギーなどを中心に協力の方向性を確認。人工知能(AI)に特化した枠組み「AI協力イニシアチブ」も創設。〔共同〕
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