2月22日は、島根県が条例で定めた「竹島の日」。
松江市で記念式典が開かれ、問題の早期解決を求める特別決議が採択されました。
式典には、2026年も政府代表として政務官が出席。
総理大臣や閣僚は出席しませんでした。

21回目を迎えた島根県の「竹島の日」。
式典会場周辺の松江市の中心部では、朝早くから警戒態勢がとられました。

政府は2026年も総理大臣や閣僚の式典への出席を見送り、古川直季内閣府大臣政務官を派遣しました。
政府代表として政務官が出席するのは、これで14年連続となりました。

式典出席に先立って、県の竹島資料室を訪れた古川政務官。
県の竹島問題研究会の研究による韓国の主張への反論や隠岐の旧家から寄贈された古文書などの資料を担当者から説明を受けながら、約40分間視察しました。

午後1時半から開かれた県主催の記念式典。

島根県・丸山知事:
政府は外交交渉の場で竹島問題が話し合われるよう訴えて、考えなければなりません。

島根県の丸山知事は、竹島の領土権の早期確立に向け、政府の主体的な取り組みを改めて求めました。
式典には隠岐の住民など約400人余りが参加。
県選出の国会議員、それに与野党の国会議員も出席しましたが、高市総理や閣僚の姿はありません。
古川政務官があいさつのため演壇に立とうとすると…。

参加者:
なんで大臣じゃないんだよ。

参加者:
『堂々と大臣が出ていったらいいじゃないか』と言ったのはどこのどいつだ。

きびしいヤジが飛ばされました。
というのも…。

高市早苗前経済安保相(当時):
本来でしたら竹島の日(の記念式典)に堂々と大臣が出ていったらいいじゃないですか。顔色をうかがう必要はない。

2025年9月、自民党総裁選挙期間中の高市総理の発言。
何か変わるのでは…という期待を抱かせたものの、政府は2026年の式典も例年とほぼ同じ対応。県民からの失望感、憤りの声でした。

内閣府・古川直季政務官:
韓国の不法占拠が続く状態を容認できない。問題解決に向けた確かな足取りを踏み出させたと皆様が実感できるように、これまで以上に地元の皆様と連携しながら情報発信の一層の強化に努めてまいります。

ただ自民党からは今回、党三役として初めて有村治子総務会長が出席しました。

内閣府・古川直季政務官:
政府内において諸般の情勢を踏まえて検討した結果、領土問題担当の内閣府大臣政務官である私が出席することになりました。政府としては、総力を挙げて毅然とした態度で我が国の立場を韓国側にしっかりと伝え、今後も粘り強く対応してまいります。

これまでと変わりない政府の対応に、地元・隠岐からは…。

隠岐の島町・池田町長:
この10年を振り返っても、一向に進展がないことは痛恨の極みであります。

失望感をあらわにしました。
また島根県の丸山知事も…。

島根県・丸山知事:
次善の策というか、100番目ぐらいの策かもしれないですけど、島根県でやる、やるしかないというのが、そういうことで継続していかなきゃいけない。

政府主催の式典が実現しなくても県として式典を主催し、問題解決に向け訴えを続ける考えを示しました。

韓国による不法占拠が始まって70年以上。
竹島での日本人による営みの記憶も薄れゆくなか、21回目の「竹島の日」が過ぎていきました。

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