【NQNニューヨーク=横内理恵】24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、終値は前日比370ドル44セント(0.75%)高の4万9174ドル50セントだった。人工知能(AI)が既存事業のビジネスモデルを揺るがすとの「AI脅威論」を背景に前日に相場が大きく下げた後で、一部の主力株に買いが入った。

ダウ平均の構成銘柄ではセールスフォースやIBMなどが上昇した。ともにAIがもたらす影響が警戒され、前日にかけて売られていた。23日に4%超下げたソフト関連銘柄で構成する上場投資信託(ETF)「iシェアーズ拡大テクノロジー・ソフトウエアセクター(IGV)」も1.9%上昇した。

23日のダウ平均は821ドル安と1カ月ぶりの下げ幅だった。AI開発のアンソロピックが次々と新機能を発表するなか、AIが収益機会を奪うとの見方でソフトウエアやサイバーセキュリティーなどを筆頭に様々なセクターで売りが広がっていた。

「米経済の底堅さが意識され、投資家心理を支えた」(インタラクティブ・ブローカーズのホセ・トーレス氏)との声もあった。24日発表の2月の米消費者信頼感指数が91.2と1月から上昇し、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(86.8)を上回った。米民間雇用サービス会社ADPが発表した民間部門の雇用者数の週次データは7日までの4週間で週平均1万2750人増えた。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)は8.7%高だった。メタプラットフォームズに今後5年で最大6ギガワット相当のAI半導体を供給する契約を結んだと24日に発表し、成長期待が高まった。主要な半導体株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も上昇した。

このほかのダウ平均の構成銘柄では24日に四半期決算を発表したホーム・デポが買われた。アップルやアマゾン・ドット・コム、ゴールドマン・サックスなども高かった。一方、ユナイテッドヘルス・グループとマクドナルドが売られた。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は反発し、終値は前日比236.409ポイント(1.04%)高の2万2863.682だった。インテルやクアルコムが買われた。

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