イランの最高指導者ハメネイ師=2025年5月、テヘラン(イラン最高指導者事務所提供、AP=共同)
ハメネイ師は1979年のイラン革命直後から体制中枢を歩み、保守強硬派に接近し権力基盤を固めた。建国の父、故ホメイニ師と比べるとカリスマ性を欠いたが、最高指導者として反米感情をあおりながら国内の結束を図り、動乱続きの中東で革命体制を存続させた。 60年代から親米パーレビ王制の打倒運動に身を投じ、頭角を現した。秘密警察に繰り返し逮捕され、拷問を受けながらも地下組織で活動。革命直後は暗殺の標的になり、講話中に目の前に置かれたカセットテープに仕掛けられた爆弾が爆発、負傷したこともある。 81年にラジャイ大統領が爆弾テロで死亡後、後任に選出された。だが長年のライバルで国会議長だった故ラフサンジャニ師が実力者として国政を取り仕切り、実権は握れなかった。 ホメイニ師死去に伴い、89年に後継に就いた。大統領を8年務めたラフサンジャニ師の影響力が徐々に低下したことで、名実ともに最高権力を手にした。保守強硬派や宗教指導者らとの関係を強める一方、穏健派や改革派にも一定の力を与えて国政の安定を図った。(共同)記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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