イランからの報復攻撃が続いているイスラエル最大都市テルアビブから、FNNイスタンブール支局・加藤崇支局長が中継でお伝えします。
政府は戦争に備えて集会などを禁止し、地下鉄なども止まっています。
また、従業員の安全を考慮し、飲食店は半分以上が閉まっている印象です。
そしてイランのミサイル攻撃ですが、空襲警報が出るとスマホから大きな警告音が流れて逃げないといけないような状況で、市民は安全に暮らすことができていません。
そのため、夜は地下鉄のホームで多くの人が寝ています。
実は、ホームはシェルターとして開放されていて、マットレスも軍の人が無料で配っています。
中では子どもたちが安心した様子でサッカーをしている姿も見られ、外にいるよりも落ち着いて過ごせている様子でした。
テルアビブ市民:
ここにいれば逃げる必要もなく、安全で安心できる。
イランからの報復攻撃が始まって4日目、市民には少し疲れが見えているような印象です。
イスラエルでは緊迫した状況が続いていますが、今回のアメリカとイスラエルの攻撃に対して、イランは周辺国を巻き込み報復攻撃を続けているというのが現状です。
このアメリカとイスラエルによるイランへの攻撃に対して、イランも中東地域にあるアメリカ軍の基地などに報復攻撃を続けていますが、イランは新たにサウジアラビアにあるアメリカ大使館をドローンで攻撃しました。
さらに、イスラエルを巡っての新しい動きですが、レバノンの親イラン武装組織・ヒズボラがイスラエルに対してロケット弾とドローンで攻撃を行いました。
対するイスラエル軍はレバノン全域で大規模な空爆を行っている状況です。
青井実キャスター:
戦線が拡大するのかどうか重要となるのがイスラエルの動きですが、イスラエルは今後、さらなる攻撃に出る可能性はあるんでしょうか?
FNNイスタンブール支局・加藤崇支局長:
イスラエルはまた1時間ほど前からイランの首都テヘラン、そしてレバノンの首都ベイルートに対して大規模な空爆を始めたと発表しました。反撃能力を徹底的にたたきたい考えです。
宮司愛海キャスター:
トランプ大統領はイランへの軍事作戦について、「4週間から5週間を想定していたがそれ以上継続する能力がある」との発言をしています。長期戦も辞さない姿勢を示しているわけですが、この点、イスラエル側としてはどのように考えているんでしょうか?
FNNイスタンブール支局・加藤崇支局長:
イスラエルは長年イラン、そしてヒズボラと争ってきました。今回はたたきつぶす、せん滅させる好機だと考えています。実際、ガザ地区を実効支配しているイスラム組織ハマスとの停戦合意も、トランプ大統領に迫られるまで停戦合意しませんでした。そのため、今回もトランプ大統領が戦闘をやめない限り、イスラエルも戦闘を続ける考えです。
青井実キャスター:
もう1つ伺いたいんですが、攻撃能力というのはどういう状況なんでしょうか?
FNNイスタンブール支局・加藤崇支局長:
イランは1000発ほどの弾道ミサイルをまだ保有しているとみられています。ヒズボラはロケット弾など2万5000発ほどまだ持っているとみられていて、さらに最近はドローン攻撃も行っています。完全に反撃能力をなくすことは難しいのではないかと思っています。
青井実キャスター:
トランプ大統領はハメネイ師を殺害しました。これ以上どこに軍事目的を置いていくのか、イスラエルに引っ張られるようについていくのか、その辺りはどう見ますか?
SPキャスター 山口真由氏:
軍事目的はいろいろ変わっているので難しい部分もありますが、私はトランプ大統領の軍事作戦というのは最小の被害で最大の効果を上げるという、非常にコスパ、タイパを重視した機会主義者的なものがあると思うんですね。と考えると、長期化させてホルムズ海峡を封鎖させてアメリカのインフレを導くようなものは想定していないんじゃないかと思います。
青井実キャスター:
期間なども含めてトランプ大統領の発言、少しずつずれも出てきているので、引き続きアメリカの動きを注意して見ていく必要がありそうです。
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