【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は19日、ブリュッセルで首脳会議を開き、昨年12月に決定したウクライナへの900億ユーロ(約16兆4千億円)の無利子融資を巡り協議したが、親ロシアのハンガリーが同意を拒み、融資実行は再び先送りされた。  EU当局者によると、会議冒頭、EUのコスタ大統領は、既に合意した事項に反するハンガリーの行動は「許されない」と非難。他の加盟国もハンガリーに翻意を強く促したが、同国のオルバン首相は態度を変えなかった。  ハンガリーとスロバキアは、ウクライナを通るドルジバ・パイプライン経由でロシア産原油を輸入しているが、1月にウクライナ国内区間が損傷し不通となっている。ハンガリーとスロバキアはウクライナが故意に復旧を遅らせているとし、再開通までウクライナへの支援や、対ロ追加制裁を拒む構えだ。  ハンガリーは4月12日に総選挙を控えており、オルバン氏はウクライナ支援に批判的な支持者に訴えるため、少なくとも選挙後までは姿勢を変えないとみられている。

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