国土安全保障長官に就くマリン氏(18日、ワシントン)=ロイター

【ワシントン=共同】米上院本会議は23日、トランプ大統領が次期国土安全保障長官に指名したマークウェイン・マリン上院議員(48)の人事を承認した。マリン氏はトランプ氏が事実上更迭したノーム現長官の後任として、政権の看板政策である不法移民取り締まりを担う。18日の公聴会で、強硬路線から軌道修正する方針を示した。

採決結果は賛成54、反対45だった。マリン氏は3月末までに就任する見通し。国土安保省は移民対策を巡る与野党の対立でつなぎ予算が失効し、政府機関で唯一、本予算が成立していない。同省が担当する空港の保安検査が滞って混乱が拡大しており、対応が喫緊の課題となる。

マリン氏は公聴会で不法移民摘発を巡り「毎日トップニュースになる事態を避ける」と述べた。

マリン氏は南部オクラホマ州選出。下院議員を経て、2023年に上院議員に就任。米メディアによると、トランプ氏に近く、上院共和党との間を取り持つ役割を担った。総合格闘技の元選手で、率直な物言いで知られる。ロイター通信によると、先住民系として史上2人目の米閣僚となる。

ノーム氏は退任後、麻薬犯罪組織の撲滅を目指して中南米諸国との協力強化を進める特使に就く。マリン氏の後任の上院議員はオクラホマ州知事が任命。今年11月の中間選挙までが任期となる。

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