ウクライナ軍の作戦戦術部隊のトレフボウ報道官は30日、NHKのインタビューに応じ、東部ドニプロペトロウシク州の2つの集落にロシア軍の5人編成の小規模部隊が複数入っていると明らかにしました。
報道官は「ロシア軍が侵入し足場を築こうとしている。今も戦闘が続いている」と述べ、ロシア軍が攻勢を強めているという見方を示しました。
そしてこの集落へのロシア軍の侵入は軍事侵攻が始まって以来、初めてとみられるとしたうえで、ロシア側のねらいについて「停戦などの交渉を少しでも有利に進めたいのではないか」と話しています。
また「ロシア軍はより多くの兵力を投入しようとしているが、われわれは補充部隊の進入路など攻撃するべき場所を特定し、あらゆる手段を講じている」と述べ、ウクライナ軍が進軍を食い止めていると強調しました。
「制圧された」と伝えられるも軍の報道官は否定
この東部ドニプロペトロウシク州の2つの集落について、戦況を分析しているウクライナの団体「ディープステート」は26日、「ロシア軍に制圧された」と伝えましたが、ウクライナ軍の作戦戦術部隊のトレフボウ報道官は否定しました。
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