ことしは、沖縄県とハワイ州の姉妹都市提携40年のほか、沖縄からの移民がハワイに到着してから125年という節目の年です。

現地時間の29日、州都ホノルルにある知事公邸で記念の式典が開かれ、玉城知事や県内39の市町村長などのほか、沖縄とハワイ双方の関係者合わせて300人ほどが出席しました。

この中でハワイ州のシルビア・ルーク副知事が「沖縄ルーツの人々がハワイに多大な貢献をしてくれた。私たちはともに産業の多様化などを通じて、経済活動の拡大に努めることができる」とあいさつしました。

続いて玉城知事は「今後とも教育や産業、医療など多くの分野でハワイとの連携を図り、結び付きを深めていきたい」と応えました。

そのうえで「ことし10月には沖縄でも姉妹都市提携40年の式典を行います。ハワイの皆さんを県民一同、チムグクル(真心)でお迎えします」と述べました。

このあと出席した人たちは飲食をともにしながら交流し、最後には会場が一体となってカチャーシーを踊っていました。

今回のハワイ訪問について玉城知事は「ふだんから沖縄の文化と故郷への愛情を大切にしようと思って活動している県系人の皆さんの思いに応えられるよう、これからの未来について大いに語り合いたい」と話していました。

ハワイでは30日から2日間にわたって沖縄の食や文化、それに移民の歴史を紹介するイベントが開催されるなど祝賀ムードに包まれています。

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