ホルムズ海峡をめぐる緊張の高まりを受けて、湾岸諸国の間で、海峡を通らずに石油やガスを輸出するための新たなパイプライン計画を検討する動きが出ています。
イギリスのフィナンシャル・タイムズによりますと、湾岸諸国では、ホルムズ海峡への依存を見直す議論が本格化しています。
そうした中、海峡を通らずに石油やガスを輸出する新たなパイプライン計画が検討されているということです。
現在稼働しているサウジアラビアの「東西パイプライン」は、ペルシャ湾側で生産された原油を紅海側に送るルートで、ホルムズ海峡を通ることなく1日700万バレルを輸送できます。
そのため、今回の紛争を受けて、こういった迂回ルートの重要性が再認識されています。
ただ、こうした計画には巨額の費用がかかるうえ、安全保障上のリスクや、国境をまたぐ場合の政治的な調整など、多くの課題があると伝えています。
フィナンシャル・タイムズは、新たな建設を進めるよりも、サウジアラビアやUAE=アラブ首長国連邦にある既存ルートの輸送能力を高める案のほうが、より現実的だと分析しています。
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