
【ワシントン=共同】トランプ米大統領は1日、SNSにインドとの関税交渉を巡り「彼らは今になって関税をゼロに削減すると提案してきた」と主張し「遅すぎる。何年も前にそうすべきだった」と批判した。トランプ政権は8月下旬、ロシア産原油を購入していることへの制裁として追加関税を50%に引き上げ、両国関係は悪化している。
トランプ氏は「インドがこれまで課してきた関税がどの国よりも高く、米国の企業がインドに商品を販売できない状況にあった。完全に一方的な災難だった」と訴え、原油に加えてロシア製武器を購入していることにも不満を示した。
交渉は農産物などを巡る扱いがまとまらず停滞。外交筋は「交渉は決裂状態にある」とし「高官レベルで話はまとまったが、トランプ氏が首を縦に振らなかった。言いたい放題のトランプ氏に対し、インド側が不信感を強めている」と話した。
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