殺害されたパルビー氏はウクライナの最高会議(議会)議長を務めた(写真は2019年5月)=ロイター

【キーウ=共同】ウクライナの最高会議(議会)議長を務めたアンドリー・パルビー氏(54)が8月に殺害される事件があり、国家警察は1日、殺人容疑で男(52)を逮捕したと明らかにした。パルビー氏は2014年に親ロシア政権が崩壊した「マイダン革命」の主導者の一人で、対ロシア強硬派だった。国家警察は、男とロシアとの関連を詳しく調べている。

国家警察などによると、パルビー氏は8月30日、西部リビウの路上で銃撃された。容疑者は料理宅配サービスの配達員を装っており、その場から逃走。西部フメリニツキー州で拘束された。

パルビー氏は、欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)との関係強化の必要性を一貫して主張していた。14年に国家安全保障・国防会議書記、16〜19年に最高会議議長を務めた。19年からは、ポロシェンコ前大統領の支持基盤政党「欧州連帯」に所属していた。

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