ウクライナ東部ドネツク州の都市マリウポリは、2022年5月にロシア軍に掌握され、各地に避難した生徒たちは学校の授業をオンラインで受けてきました。
首都キーウでは新学期初日の1日、マリウポリの2つの学校の15歳から17歳の生徒を対象に、大学の教室を使って対面での授業が始まり、15人の生徒が出席しました。
多くの生徒にとって、母校の同級生や教員たちとの対面での授業はおよそ3年半ぶりで、久しぶりの再会を喜ぶ様子も見られました。
一方、授業中に防空警報が鳴り、全員で急いでシェルターに避難する場面もありました。
16歳の男子生徒は「同じクラスだった友人は国外に避難したので、友人をつくることが1つの目標です」と話していました。
また、別の16歳の男子生徒は「マリウポリの学校はロシア軍に破壊されてしまいましたが、街が解放されれば戻って勉強したい」と話していました。
校長を務める女性は「長い間、この日を夢見てきました。子どもたちと再会できたことは、私たちにとって何よりも大事なことです」と喜びをかみしめていました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。