1日、地滑りが起きた山間部の被災地(反政府組織「スーダン解放軍」提供)=ロイター

【カイロ=共同】スーダン西部ダルフール地方の村で8月31日に大雨による大規模な地滑りが起き、子どもを含む千人以上が死亡した可能性があると地元の武装勢力が9月2日までに発表した。ロイター通信によると、山間部にあり、国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の内戦を逃れた人たちの避難先となっていた。避難者らが犠牲になった恐れがある。

ロイターによると、食料や医薬品が不足する地域。被災した村などを実効支配する同勢力は、村が「跡形もなく完全に破壊された」と訴え、国際社会に対して犠牲者の収容に向けた支援を求めた。初期の情報では、生存者は1人だった。

国軍とRSFによる内戦は2023年に始まり、人道危機が深刻化。双方による民間人への無差別攻撃や人道支援活動の妨害が指摘されている。

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