【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(9月2日の動き)
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トランプ氏「プーチン大統領に失望」何らかの対応の可能性示唆

ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の直接会談については、ロシアのラブロフ外相が、会談の予定は決まっていないと明らかにするなど、調整が難航しているとみられています。
これについて、トランプ大統領は2日放送されたラジオのインタビューで、「プーチン大統領には非常に失望している。私たちは人々の命を助けるため行動するだろう」と述べました。
また、ホワイトハウスで記者団から「プーチン大統領とこの1週間で話をしたのか」と問われたのに対し、明確な回答は避けたうえで、「とても興味深いことを知った。数日以内に、あなたたちもわかるだろう」と述べました。
さらに、記者団から「プーチン大統領とゼレンスキー大統領の会談について何ら発表がなければ、どのような結果をもたらすのか」と問われると、「彼らが何をするのか、私は注意深く見ている」と答え、状況に応じて何らかの対応をとる可能性をあらためて示唆しました。
トランプ大統領は事態の打開に向けて、ロシアとウクライナの首脳会談を行うべきだという考えを繰り返し強調していて、ロシアが応じない場合には経済制裁を科す可能性にもこれまで言及しています。
“ウクライナの安全の保証 ロシアの安全犠牲にして確保できず”

ロシアのプーチン大統領は2日、訪問先の中国・北京で、スロバキアのフィツォ首相と会談しました。
この中で、プーチン大統領は、ウクライナについて「EU=ヨーロッパ連合への加盟について反対したことはないが、NATOについては別だ」と述べ、NATOへの加盟は認めないとする従来の主張を繰り返しました。
その上で、欧米側が検討しているウクライナの安全の保証については「安全をどう確保するかは、ウクライナが決めることだが、それはロシアの安全を犠牲にして確保できるものではない」と述べ、ロシアの立場を尊重すべきだと強調しました。
一方、ロシア大統領府のウシャコフ補佐官は、ロシアメディアのインタビューで2日の中国との首脳会談で停戦後のウクライナへの中国の平和維持部隊の派遣について協議したか問われたのに対し、「その話はまったくでなかった」と述べました。
中国の平和維持部隊のウクライナへの派遣については、先月(8月)イギリスのフィナンシャル・タイムズが、アメリカのトランプ大統領がウクライナやヨーロッパ各国に提案したと報じていました。
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