ロシアのプーチン大統領は、訪問先の中国の首都・北京で3日、記者会見を開きました。
この中で、開催されるかが焦点となっていたロシアとウクライナの首脳会談をめぐって「ドナルドが可能なら会談を開いてほしいと求めたので、私は『可能だ』と答えた」と述べ、アメリカのトランプ大統領とのやり取りの一部を明らかにしました。
ただ、プーチン大統領は、ゼレンスキー大統領は任期が切れているとして正当性に改めて疑問を呈し、会談について「意味はあるのだろうか」と述べました。
その一方で「準備ができていればモスクワに来ればいい」と述べ、会談を行う場合は、ゼレンスキー大統領がロシアを訪問したうえで開催すべきだと主張しました。
この発言についてウクライナのシビハ外相は3日、自身のSNSで「わざと受け入れられない提案を行っている」と反発しています。
さらに、プーチン大統領は会見で、和平に向けたトランプ大統領の姿勢を評価したうえで「トンネルの先に光があるようだ。もしそうでなければ、武力によって課題を解決しなければならないだろう」と述べ、アメリカの理解を得ながらあくまでもロシアの条件で和平を目指すと主張し、これにウクライナやヨーロッパが応じなければ戦闘を継続すると強調しました。
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