イスラエルは人口100万近くとされるガザ地区最大の都市ガザ市を制圧する方針で、軍は5日、ハマスの拠点になっていたとして高層の建物を攻撃したと発表しました。

ハマスがこの建物の地下の施設を使ってイスラエル軍に攻撃を仕掛けたり、戦闘員を移動させたりしていたと主張しています。

ロイター通信が配信した映像では、大きな爆発音のあと建物が巨大な土煙を上げながら倒壊しています。

イスラエル軍は今後もガザ市で、ハマスが拠点としている建物への攻撃を続ける構えを強調しました。

また、イスラエルのカッツ国防相も5日「地獄の門の錠が外された」とSNSに投稿し、人質全員の解放やハマスの武装解除など戦闘終結に向けたイスラエル側の条件をハマスが受け入れるまで攻撃は激しくなるとして、圧力を一段と強めています。

一方、ガザ地区の保健当局は5日、おととし10月の戦闘開始からの死者が6万4300人になったと発表し、停戦の見通しが立たない中、犠牲者が増え続けています。

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