ウクライナのゼレンスキー大統領(4日、フランス・パリ)=ロイター

【キーウ=共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、ロシアのプーチン大統領が首脳会談をするのであれば「モスクワに来ればよい」と発言したことに対し、モスクワには行けないとの考えを示した。「彼がキーウに来ることはできる。自国がミサイル攻撃を受ける中で、テロリストの首都には行けない」と述べた。米ABCテレビのインタビューで語った。

ゼレンスキー氏は、自身がモスクワ行きを拒否することをプーチン氏は「理解している」と指摘。プーチン氏の発言は「会談を延期させる」意図があるとして、会談実施を求めるトランプ米政権を「からかっている」と訴えた。一方でゼレンスキー氏は「どのような形式でも会談の用意はある」と強調した。

プーチン氏は3日、トランプ大統領からゼレンスキー氏と会談するよう要請されたとして「ゼレンスキー氏に用意があるならモスクワに来ればよい」と述べていた。

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