8月31日、アフガニスタン東部で起きたマグニチュード6.0の地震では、最も被害が大きい東部クナール州でこれまでに2205人が死亡し、3640人がけがをしました。
現地で支援活動を行っているUNDP=国連開発計画のスティーブン・ロドリケスアフガニスタン常駐代表は、5日にオンラインで記者会見しました。

この中でロドリケス代表は、今回の地震でおよそ8万4000人が影響を受けたとの調査結果を明らかにしたうえで、現地では多くの水源が損傷し、安全な飲み水の入手が困難になっていると指摘しました。
そのうえで、「すでに2万人以上が食料支援を受けており、病気の発生を防ぐため、給水トラックなどの設置が進められている」と述べ、支援を急ぐ方針を強調しました。
一方、一部のメディアは、イスラム主義勢力タリバンが実権を握る中で、救助や治療にあたる男性が、女性の救急搬送や治療を拒否したと伝えています。
これについて、ロドリケス代表は「女性が緊急医療を受けることが、組織的に禁止されている証拠は確認できない」と述べ、タリバンによって、女性が医療を拒否されていることはないとの認識を示しました。
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