イタリアで開催されていた、第82回ベネチア国際映画祭で藤元明緒監督の「LOST LAND/ロストランド」が、斬新な作品を集めたオリゾンティ部門の審査員特別賞を受賞しました。

日本やフランスなど4カ国共同で制作された、「LOST LAND/ロストランド」はミャンマーの少数民族ロヒンギャの人々の証言を元に作られた作品で、無国籍の幼い姉と弟が家族との再会を願い、国境を命懸けで越えていく旅路を描いています。

作品には主演のきょうだいら200人以上のロヒンギャの人々が出演しましたが、出演者はパスポートを取得できないため、映画祭に参加できなかったということです。

ミャンマーなどアジアを舞台に合作映画を手がけてきた藤元監督は「遠くに見えるかもしれないロヒンギャを身近に感じてもらいたい」とコメントしています。

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