イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦協議が行き詰まる中、イスラエルメディアなどは7日、アメリカのトランプ政権が新たな停戦案をハマスに提示したと報じました。
それによりますと、新たな提案ではハマスが停戦初日に拘束する人質48人全員を解放し、その後、トランプ大統領の監督のもと、戦闘の終結に向けた協議を行ってその間、双方が攻撃を再開しないことなどが盛り込まれているということです。
ハマスは声明でアメリカの提案を受け取ったと発表し、イスラエル政府も真剣に検討していると伝えられていて、双方が応じるかが焦点となっています。
エルサレム北部では発砲事件

一方、イスラエルの警察によりますと、8日、エルサレム北部で2人組がバスを待っていた人たちに向けて銃を次々に発砲しました。
2人は近くにいた兵士などにその場で射殺され、イスラエルのメディアは当局の情報として6人が死亡し、10人以上が重軽傷を負ったと伝えています。
発砲した2人はいずれも20代で、ヨルダン川西岸出身のパレスチナ人だということで、警察はテロ事件として捜査を進めています。
事件についてUAE=アラブ首長国連邦の外務省が非難する声明を発表したほか、フランスのマクロン大統領も「暴力の連鎖を終わらせなければならない」などとする声明を出しました。
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