BRICSの首脳会議は、加盟国のブラジルやインドに対してアメリカのトランプ政権が高い関税を課す中、議長国ブラジルが8日オンラインで開き、中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領、インドのジャイシャンカル外相らが参加しました。
会議ではトランプ政権を念頭に貿易におけるリスクへの対応策などが話し合われ、ブラジル政府によりますとルーラ大統領は「関税による脅迫は、市場を獲得し国内問題に干渉するための手段として常態化しつつある」と述べたということです。
また、中国外務省によりますと習主席は「一部の国が貿易戦争や関税戦争を引き起こし、国際貿易のルールを損ねている」と指摘したということです。
首脳らはおよそ1時間半にわたって意見を交わし、ブラジル政府によりますと、多国間主義を維持していくことなどを確認したということです。
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