フランスのマクロン大統領は9日、辞任したバイル首相の後任に、側近で39歳のセバスチャン・ルコルニュ国防相を指名しました。

新たに首相に指名されたルコルニュ氏は、マクロン大統領の下で国防相や海外領土相を務め、地元メディアでは「大統領の忠実な腹心」と報じられています。

ルコルニュ氏は10日にバイル氏から首相職を引き継ぎます。

バイル氏が率いる内閣は財政再建を目指し、2026年度の予算案に約440億ユーロ=7兆6000億円規模の歳出削減計画を盛り込む方針を打ち出しましたが、野党の支持が得られず、その後、内閣信任投票に踏み切ったものの反対多数で否決され総辞職しました。

大統領府によると、マクロン大統領はルコルニュ氏に対し、2026年度の予算案を採択するため議会の各会派と協議するよう指示したということです。

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