あわや大惨事という事故のニュースからです。

10日、鹿児島湾上空を飛行していたイギリス軍のヘリコプターの窓が落下する事故がありました。

幅は2.5mあり、事故によるけが人の報告はないということですが、県はイギリス軍に再発防止の徹底を求めるよう国に要請しました。

事故を起こしたイギリス軍のヘリAWー101です。

10日午後2時半過ぎに鹿児島空港を飛び立ち、その数分後に事故は起きたとみられています。

防衛省などによりますと、10日午後2時40分ごろこのヘリの操縦席の左側の窓が鹿屋航空基地から西に約13キロの鹿児島湾上に落下しました。

落下した窓は長さ1.5メートル、幅2.5メートルもあり、厚さや重さは分かっていません。

このヘリは8月10日に緊急着陸したイギリス軍の戦闘機のパイロットを運ぶために10日、鹿児島空港に飛来し、その後、日本近海を航行するイギリス軍の空母に戻る途中で事故を起こしたということです。

10日夜、防衛省から県に情報が寄せられたもので、今のところ被害の情報は入っていないということです。

県はイギリス軍に再発防止を徹底することや速やかな情報の提供を求めるよう国に要請しました。

実際に窓はどのくらいの大きさだったのか?

今回、飛行中にヘリの進行方向の左側の窓が海に落下したわけですが、身長175センチの私と比較してもその大きさが分かるかと思います。

おそらく窓が落下した海上には当時、船なども航行していなかったため、被害の報告はなかったとみられますが、これがもし、地上に落下していたらと考えるとぞっとするような事故です。

防衛省は今回の事故を受けて「イギリス軍を含む外国機の運用に際して安全の確保が大前提と考えており、引き続きイギリス側に安全管理に万全を期すように求めてまいります」とコメントしています。

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